池袋こそパラダイスだと気づきました

西多摩でのリフォーム価格が下がったり、吉祥寺や自由が丘といった人気の街が順位を下げるなど、最近の東京の住みたい街ランキングにも異変が出てきているようですが、エコキュートの電気代が気になる独身男性の一人住まいにとって池袋の便利さは格別なものがあります。
10代とか20代の頃は渋谷とか新宿の賑やかさがこの上ないあこがれでしたが、歳をとるにつれて、そうしたチャラチャラしたうわべだけの華やかさはむしろ邪魔ですらあります。
特に、渋谷のスクランブル交差点を渡って、ファストフード店やブティック、ゲームセンターなどが混在する街並みは、昼夜を問わず見ているだけでお腹いっぱいになってしまいます。あの統一感に欠けた色彩と光の洪水がそうした気分にさせるのだと思います。
池袋にもそうしたお店はありますが、渋谷や新宿とは少し趣が異なり、どちらかというと居酒屋やレストランなどの飲食店が中心ですので抑え気味で、やや落ち着きを感じます。派手なチェーン店のネオンも多いのですが、少し歩けば昔ながらの銭湯がいくつもあり、渋谷や新宿と比べると、生活感が損なわれていない街といった位置づけができるかと思います。
地方から出てきていきなりそうした違いに気づくことは難しいかもしれませんが、東京で暮らし始めてその街の良いところや悪いところが見えてくると、そうした違いに敏感になるのではないでしょうか?
かくいう私も池袋に引っ越してみて始めてここの良さに気づいた次第です。